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Secure Global Desktop と Java アーカイブ

Secure Global Desktop は、Java アプレットを多様な用途で使用します。このような Java アプレットは、Secure Global Desktop サーバーからクライアントデバイスの Web ブラウザにダウンロードする必要があります。

各アプレットを構成するファイルは、Java アーカイブに組み込まれています。Java アーカイブは、次の理由で便利です。

Web ブラウザは、Java アーカイブのローカルコピーを、キャッシュまたはローカルにインストールすることにより保持できます。

Web ブラウザには通常、アーカイブのキャッシュ/インストールを許可するかどうかを確認するプロンプトが表示されます。アーカイブをキャッシュ/インストールする場合は、許可する必要があります。

Secure Global Desktop の Java アーカイブは、サポートしているすべてのブラウザで正常に機能します。ただし、一部のブラウザには、Java アーカイブのサポートを使用不能にする設定があります。特定のブラウザの設定を変更した場合、そのブラウザでは Java アーカイブのキャッシュまたはインストールができないことがあります。ブラウザをデフォルト設定に戻すことにより、Java アーカイブを再び使用可能な状態にすることができます。

旧 Webtop を使用する場合

Web ブラウザによってサポートしているアーカイブタイプが異なるので、Secure Global Desktop はいくつかの Java アーカイブタイプに対応できるようになっています。旧 Webtop を使用する場合、Secure Global Desktop は /opt/tarantella/etc/data/archives.txt ファイルのマッピングを使用して、使用するブラウザとアーカイブタイプを制御します。

次の表で、次の項目について説明します。

設定 アーカイブタイプ 圧縮 ローカルコピー 署名付き
cab Microsoft キャビネットファイル 圧縮 キャッシュ 署名付き
cab4 Microsoft 配布ユニット 圧縮 インストール 署名付き
jpsjar Sun JDK を使って署名したアーカイブ (Sun Java プラグインに適している) 圧縮 キャッシュ 署名付き
nsjar Netscape の署名付きインストール可能 Java アーカイブ 圧縮 インストール 署名付き
sjar Netscape の署名付きのインストールできない Java アーカイブ 圧縮 キャッシュ 署名付き
zip Zip アーカイブ 圧縮なし キャッシュ 署名なし

Netscape の署名付き Java アーカイブは、Netscape 以外のブラウザにも使用できます。

デフォルトでは、これらの設定は次のブラウザに使用されます。

ブラウザ/プラットフォーム 設定
Microsoft Internet Explorer 5/Windows cab4
Microsoft Internet Explorer 6/Microsoft 仮想マシンを使用する Windows cab4
Microsoft Internet Explorer 6/Sun Java プラグインを使用する Windows jpsjar
Microsoft Internet Explorer/Apple Mac OS X 10.2 以降 jpsjar
Netscape 6.x および 7.x jpsjar

Windows 上で Internet Explorer を使用する場合は、デフォルトで cab4 設定が使用されるので、アーカイブはローカルマシンにインストールされます。ただし、アーカイブをローカルマシンにインストールするには、管理者の権限が必要です。管理者の権限を持たないことが検出されると、インストール版の代わりに、キャッシュ版の cab アーカイブタイプが自動的に使用されます。

ブラウザが入手するアーカイブのカスタマイズ

デフォルトで使用されるアーカイブタイプが適切でない場合は、/opt/tarantella/etc/data/archives.txt ファイルを編集して、使用されるアーカイブタイプを変更することができます。このファイルには、アーカイブの配布方法をカスタマイズするときに役立つコメントが記述されています。

archives.txt ファイルの設定に優先して一時的に別の種類の Java アーカイブを使用する場合は、Secure Global Desktop CGI プログラム ttaarchives.cgi のクエリー文字列を実行する方法で、この操作を行うことができます。このプログラムを実行すると、archives.txt に優先する cookie が設定されます。たとえば、http://server/tarantella/cgi-bin/ttaarchives.cgi?cab という URL を使うと、Microsoft キャビネットアーカイブを使用するように、セッションが設定されます。ブラウザを実行しているかぎり、この cookie は有効です。ブラウザを閉じると、この cookie は削除されます。

ttaarchives.cgi に設定できるクエリー文字列の詳細については、次のコマンドを実行してください。

過去のコマンド構文またはプログラムコードのスキップhttp://server/tarantella/cgi-bin/ttaarchives.cgi?
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