Secure Global Desktop 4.31 管理者ガイド
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> X 認証が有効になっているときにアプリケーションの起動に失敗する
デフォルトの Secure Global Desktop インストールでは、X 認証が有効になっています。X 認証に問題がある場合には、ユーザーはアプリケーションを起動できません。X 認証が原因でアプリケーションの起動に失敗した場合は、ユーザーのブラウザまたは Native Client に表示されるアプリケーション起動ダイアログの詳細画面に「Failed to find xauth」または「Attempt to run xauth failed」というメッセージが表示されます。
次のチェックリストを使用して、X 認証の何が原因でアプリケーションの起動に失敗しているのかを判断してください。
X 認証がアプリケーションサーバーにインストールされていますか。 |
Secure Global Desktop で X 認証を使用するには、すべてのアプリケーションサーバーに xauth がインストールされている必要があります。 xauth がインストールされていない場合は、xauth をインストールするか、または Array Manager の「Security properties」パネルで X 認証を無効にする必要があります。 注 このようにすると、アレイ全体の X セキュリティーが無効になります。 |
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Secure Global Desktop は xauth バイナリを見つけることができますか。 |
アプリケーション起動ダイアログに「Failed to find xauth」というメッセージが表示される場合は、Secure Global Desktop が xauth バイナリを見つけることができません。デフォルトでは、Secure Global Desktop は次の場所で xauth バイナリを検索します。
xauth バイナリが別の場所にある場合は、その場所を 注 xauth バイナリが 1 箇所だけにある場合は、 |
ユーザーはアプリケーションサーバーに UNIX アカウントを持っていますか。 |
ユーザーがアプリケーションを起動すると、Secure Global Desktop X プロトコルエンジンによって Cookie が生成され、アプリケーションサーバー上のユーザーのホームディレクトリの ユーザーがホームディレクトリを持っていない場合は、ユーザーの 次のいずれかの操作を行うことができます。
編集を必要とする起動スクリプトは、 |
前述のチェックリストを使用しても X 認証の問題を解決できない場合は、/opt/tarantella var/log
にあるログファイルを確認します。ログファイル名は、execpePID_error.log
です。
このログファイルでも問題を解決できない場合は、ログに記録される情報量を増やすことができます。それには、Secure Global Desktop のログフィルタを修正し、ログインスクリプトでのデバッグを有効にする必要があります。
ログフィルタを修正するには、tarantella config edit --tarantella-config-execpeconfig-logfilter
コマンドを実行します。デフォルトインストールでは、次のフィルタが設定されています。
execpe/*/*error,pem/*/*error,launchhelper/*/*error
フィルタを次のように変更します。
execpe/*/*,pem/*/*,launchhelper/*/*error
ログインスクリプトでのデバッグを有効にするには、/opt/tarantella/var/serverresources/expect/unix.exp
ファイルを編集し、startdebug
行のコメントを解除します。
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