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Active Directory ログイン認証機能

概要

Active Directory ログイン認証機能では、Active Directory ドメインにアカウントを持つユーザーに対して Secure Global Desktop へのログインが許可されます。

このログイン認証機能は、Active Directory サーバーの Kerberos 認証と LDAP 検索を使用して、LDAP ログイン認証機能よりも高速で安全性の高い認証を実現します。また、フォレスト内の任意のドメインのユーザーを認証することができ、ユーザー情報の提供は ENS ではなく Active Directory が行うので、拡張性や柔軟性にも優れています。

このログイン認証機能は、デフォルトでは使用不能です。

ログイン

ユーザーは、主体名 (「@」記号を使用してアカウントログオン名とドメイン名を連結した名前。たとえば、「indigo@indigo-insurance.com」) とパスワードを入力します。

認証

  1. このログイン認証機能では、Kerberos プロトコルを使用してドメインの鍵配布センター (KDC) にアクセスすることで、主体名とパスワードを認証します。
  2. 認証が失敗した場合は、次のログイン認証機能が試されます。
  3. 認証に成功した場合は、そのユーザーはログインできます。

ユーザーの識別情報

Secure Global Desktop は、そのドメインの Active Directory サーバーで、認証されたユーザーの LDAP 人物オブジェクトを検索します。

識別情報は LDAP 人物オブジェクトで、形式は .../_service/sco/tta/ldapcache/LDAP-person です。

ログインプロファイル

次のうちで、最初に一致したものを使用します。

  1. LDAP 人物オブジェクトと同じ名前の ENS の人物オブジェクト。 命名体系の差に対応することができます。たとえば、LDAP オブジェクト cn=Indigo Jones,cn=Administration,dc=Indigo Insurance,dc=com が見つかった場合、このログイン認証機能は、dc=com/dc=Indigo Insurance/cn=Administration/cn=Indigo Jones を ENS で検索します。
  2. LDAP 人物オブジェクトと同じ OU で、名前が cn=LDAP Profile である ENS の人物オブジェクト。たとえば、dc=com/dc=Indigo Insurance/cn=Administration/cn=LDAP Profile
  3. LDAP 人物オブジェクトの任意の親 OU で、名前が cn=LDAP Profile である ENS の人物オブジェクト。たとえば、dc=com/dc=Indigo Insurance/cn=LDAP Profile
  4. デフォルトの LDAP プロファイルオブジェクト o=Tarantella System Objects/cn=LDAP Profile

エミュレータセッションおよびパスワードキャッシュエントリ

エミュレータセッションおよびパスワードキャッシュエントリは、LDAP 人物オブジェクトに属します。

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