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tarantella Tcl コマンド

構文

過去のコマンド構文またはプログラムコードのスキップtarantella
 [ -hostname app_server ] 
 [ -middleTierUser username ]
 [ -nobackground ] 
 [ -nosocket ] 
 [ -portnumber num ] 
 [ -socket open_socket ]  

説明

Secure Global Desktop に付属しているログインスクリプトは主に、Expect を使ってアプリケーションサーバーとの通信を行ないます。ただし、それらは tarantella Tcl コマンドも使用します。

tarantella コマンドは、Expect の代わりにアプリケーションサーバーに接続し、接続のより細かい制御を可能にします。

ユーザー独自のログインスクリプト内で tarantella Tcl コマンドを使用できます。指定可能なオプションは次のとおりです。

tarantella コマンドが呼び出された場合、アプリケーションサーバーへの接続を確立するのは、Expect ではなくこのコマンドになります。スクリプト内で tarantella コマンドを呼び出せるのは 1 回だけであることに注意してください。オプションの中には、ほかのオプションと同時に指定できないものもあります。たとえば、ソケット接続を指定した場合、ホスト名を上書きすることはできません。

引数 説明
-nobackground アプリケーションサーバーが同じ接続上で追加のコマンドを実行できないことを指定します。
-nosocket アプリケーションの起動にほかの方法を使用することを指定します。起動方法の実装は、スクリプト作成者が行う必要があります。通常は、Expect の spawn コマンドを使用します。これを行なえるのは、X アプリケーションなど、永続的な接続を必要としないアプリケーションの場合だけです。このコマンドが役立つのは、特殊なアプリケーションサーバーを扱う場合や、既存の起動メカニズムと統合化する必要がある場合です。
-portnumber num アプリケーションサーバーへの接続に使用されるポートを上書きします。このオプションを使用する場合、最初の expect コマンドに先立って tarantella コマンドを実行する必要があります。そうしなかった場合、その expect コマンドは無視されます。
-socket open_socket 指定されたオープンソケットを使ってアプリケーションサーバーに接続します。
-middleTierUser username プロトコルネゴシエーションで使用される Secure Global Desktop ユーザー名を上書きします。
-hostname app_server 接続先のアプリケーションサーバーを指定します。スクリプトの TTA_HOSTNAME 変数が上書きされます。

過去のコマンド構文またはプログラムコードのスキップtarantella -portnumber 5999

TCP ポート 5999 上でアプリケーションサーバーに接続します。

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