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端末エミュレータのキーボードマップ

Secure Global Desktop 端末エミュレータは、ユーザーのクライアントキーボードのキーを実際の端末のキーと対応させます。端末エミュレータ (SCO コンソール、Wyse 60、および VT420) のタイプ別に、デフォルトのキーボードマッピングがあります。

デフォルトのマッピングを変更したり、特定のアプリケーション用に追加のマッピングを定義したりするには、オブジェクトの「Keyboard Map」属性を使用すると、ユーザー独自のキーボードマップファイルを指定できます。

デフォルトのマッピング

エミュレータには組み込みのキーボードマップがあり、その内容は /opt/tarantella/etc/data/keymaps ディレクトリにあるサンプルキーマップファイルと同一です。

上記のキーボードマップを変更しても、Secure Global Desktop が使用するデフォルトのマッピングは変更されません。そのための唯一の方法は、アプリケーションオブジェクトの「Keyboard Map」属性にキーボードマップを指定することです。

キーボードマップの作成

ユーザー独自のキーボードマップを作成するには、対応するデフォルトのキーボードマップのコピーを作成して、アプリケーションに合わせて変更します。キーボードマップは任意のテキストエディタで変更できます。

マッピングの形式は次のとおりです。

過去のコマンド構文またはプログラムコードのスキップClientKeys=Translation

ここで、ClientKeys は、ユーザーがクライアントデバイス上で押すキーです。Translation は、アプリケーションサーバー上のアプリケーションに送られるキーストロークです。次に例を示します。

過去のコマンド構文またはプログラムコードのスキップPageDown=Next

上記のマッピングでは、ユーザーが Page Down キーを押すと、エミュレータがキーストローク Next をアプリケーションサーバーに送ります。

特定のキーにユーザー定義のマッピングがある場合、デフォルト設定は無効にされます。ユーザー定義のマッピングが存在しない場合、デフォルトマッピングが送られます。

文字列を二重引用符 (") で囲むことにより、キーを 1 回押すだけで完全な文字列を送ることができます。次に例を示します。

過去のコマンド構文またはプログラムコードのスキップF1="hello world"

文字列をマッピングする際に印字されない文字を入力するには、次の表に示すコードを使用します。

コード 意味
\r キャリッジリターン
\n ラインフィード
\" 二重引用符
\e エスケープ
\t タブ
\nnn nnn 8 進数値 nnn の文字
\xHH HH 16 進数値 nnn の文字

マッピングで修飾キー (Shift、Control、および Alt) を指定するには、キーをプラス記号 (+) で区切ります。次に例を示します。

過去のコマンド構文またはプログラムコードのスキップShift+NUMLOCK=INSLINE 
Shift+F1="\0330a"
Alt+Shift+Control+DELETE="\003[33~"

キーの名前

次の表は、Secure Global Desktop キーボードマップで有効なキーの名前のリストです。1 番目の表はユーザーのクライアントデバイス上で表示されるキーの名前です。これらのキーの名前は、以降の表に示すエミュレータキーの名前にマッピングでき、そのキーストロークが最終的にアプリケーションサーバー上のアプリケーションに送られます。

これらのキーの名前の間のデフォルトマッピングは Secure Global Desktop で提供するキーボードマップに記載されているとおりです。キーボードマップにキーがない場合、そのキーはマッピングされていません。

クライアントデバイスのキー

アプリケーションサーバーのキーストローク

SCO コンソール:

VT420:

Wyse 60:

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