Secure Global Desktop 4.31 管理者ガイド
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Secure Global Desktop 端末エミュレータは、ユーザーのクライアントキーボードのキーを実際の端末のキーと対応させます。端末エミュレータ (SCO コンソール、Wyse 60、および VT420) のタイプ別に、デフォルトのキーボードマッピングがあります。
デフォルトのマッピングを変更したり、特定のアプリケーション用に追加のマッピングを定義したりするには、オブジェクトの「Keyboard Map」属性を使用すると、ユーザー独自のキーボードマップファイルを指定できます。
エミュレータには組み込みのキーボードマップがあり、その内容は /opt/tarantella/etc/data/keymaps
ディレクトリにあるサンプルキーマップファイルと同一です。
ansikey.txt
。vt420key.txt
。w60key.txt
。注 上記のキーボードマップを変更しても、Secure Global Desktop が使用するデフォルトのマッピングは変更されません。そのための唯一の方法は、アプリケーションオブジェクトの「Keyboard Map」属性にキーボードマップを指定することです。
ユーザー独自のキーボードマップを作成するには、対応するデフォルトのキーボードマップのコピーを作成して、アプリケーションに合わせて変更します。キーボードマップは任意のテキストエディタで変更できます。
マッピングの形式は次のとおりです。
ClientKeys=Translation
ここで、ClientKeys は、ユーザーがクライアントデバイス上で押すキーです。Translation は、アプリケーションサーバー上のアプリケーションに送られるキーストロークです。次に例を示します。
PageDown=Next
上記のマッピングでは、ユーザーが Page Down キーを押すと、エミュレータがキーストローク Next をアプリケーションサーバーに送ります。
特定のキーにユーザー定義のマッピングがある場合、デフォルト設定は無効にされます。ユーザー定義のマッピングが存在しない場合、デフォルトマッピングが送られます。
文字列を二重引用符 (") で囲むことにより、キーを 1 回押すだけで完全な文字列を送ることができます。次に例を示します。
F1="hello world"
文字列をマッピングする際に印字されない文字を入力するには、次の表に示すコードを使用します。
コード | 意味 |
---|---|
\r | キャリッジリターン |
\n | ラインフィード |
\" | 二重引用符 |
\e | エスケープ |
\t | タブ |
\nnn | nnn 8 進数値 nnn の文字 |
\xHH | HH 16 進数値 nnn の文字 |
マッピングで修飾キー (Shift、Control、および Alt) を指定するには、キーをプラス記号 (+) で区切ります。次に例を示します。
Shift+NUMLOCK=INSLINE Shift+F1="\0330a" Alt+Shift+Control+DELETE="\003[33~"
次の表は、Secure Global Desktop キーボードマップで有効なキーの名前のリストです。1 番目の表はユーザーのクライアントデバイス上で表示されるキーの名前です。これらのキーの名前は、以降の表に示すエミュレータキーの名前にマッピングでき、そのキーストロークが最終的にアプリケーションサーバー上のアプリケーションに送られます。
注 これらのキーの名前の間のデフォルトマッピングは Secure Global Desktop で提供するキーボードマップに記載されているとおりです。キーボードマップにキーがない場合、そのキーはマッピングされていません。
SCO コンソール:
VT420:
Wyse 60:
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