Secure Global Desktop 4.31 管理者ガイド
> クライアントと Webtop
> ユーザー独自の JSP コンテナへのブラウザベース Webtop の再配置
ブラウザベース Webtop は JSP (JavaServer Pages) アプリケーションであり、ユーザー独自の JSP コンテナに再配置できます。その JSP コンテナは、Secure Global Desktop と同じホスト上に存在することも、別のホスト上に存在することもできます。
注 旧 Webtop を再配置することはできません。
ユーザー独自の JSP コンテナを使用するには、そのコンテナが次の仕様をサポートしている必要があります。
注 いったん Webtop をユーザーの JSP コンテナに再配置すると、新しいリリースごとに上記の手順に従って Webtop を手動でアップグレードする必要があります。
ブラウザベース Webtop を再配置するには、次の手順に従います。
/opt/tarantella/webserver/apache/version/conf/httpd.conf
ファイルを編集することによって Secure Global Desktop Web Server が別のポートを使用するように設定する必要があります。/opt/tarantella/webserver/tomcat/version/conf/server.xml
ファイルを編集し、サーバーシャットダウンポート (ポート 8005/tcp) と Coyote/JK2 AJP 1.3 Connector ポート (8009/tcp) を変更します。/opt/tarantella/webserver/tomcat/<version>/webapps/sgd
/opt/tarantella/webserver/tomcat/<version>/webapps/axis
注 これらのディレクトリには、シンボリックリンクが含まれます。ディレクトリをコピーする際は、シンボリックリンクも正しく指定されていることを確認してください。
/opt/tarantella/webserver/tomcat/<version>/common/lib
ディレクトリからユーザーのコンテナ上のグローバルライブラリディレクトリへ、次の JAR ファイルをコピーします。
axis.jar
commons-discovery.jar
commons-logging.jar
jaxrpc.jar
saaj.jar
xerces.jar
/opt/tarantella/webserver/tomcat/<version>/common/classes
ディレクトリからユーザーのコンテナ上のグローバルクラスディレクトリへ、次のクラスファイルをコピーします。
com/tarantella/tta/webservices/client/listener/SSListener.class
Resources.properties
ファイルに基づいて、Web サービス要求の送信先となるサーバーとポートを判断します。これは現在、http://localhost
に設定されています。sgd/WEB-INF/classes/com/tarantella/tta/webservices/client/apis
ディレクトリ内の Resources.properties
ファイルを編集します。http://localhost:port
を http://server:port
で置き換えます。ここで、server は Secure Global Desktop サーバーの DNS 名、port は Secure Global Desktop Web Server の待機先となるポートです。そのプロパティーファイルに含まれる Web サービスごとに、これを行ないます。tarantella webserver restart
を実行してサーバーを再起動しないと、その変更が適用されません。注 サードパーティー認証を使用する場合、再配置された Webtop に対して、新規の信頼されているユーザーの設定を行うこともできます。
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