Secure Global Desktop 4.31 管理者ガイド
> アレイ、サーバー、負荷分散
> ユーザー独自の Web サーバーを Secure Global Desktop 用に設定する
各アレイメンバー上の Web サーバーは、Secure Global Desktop インストールが正常動作するために不可欠な要素です。
Secure Global Desktop をインストールすると、Secure Global Desktop Web Server がインストールされます。この Web サーバーは Secure Global Desktop 用にあらかじめ設定されているので、これを使用することをお勧めします。
Secure Global Desktop に対してユーザー独自の Web サーバーを使用する必要がある場合には、そうすることもできます。ただし、その Web サーバーを Secure Global Desktop 用に設定する必要があります。その設定内容は、ブラウザベース Webtop を使用するか、旧 Webtop を使用するか、あるいはその両方を使用するか、によって異なります。
ブラウザベース Webtop は、SOAP プロトコル (over HTTP) を使って Secure Global Desktop サーバーが提供するサービスにアクセスします。これは、ユーザー独自の Web サーバーを使用する場合でも、Secure Global Desktop Web Server を引き続き実行する必要があることを意味します。
ユーザー独自の Web サーバーをブラウザベース Webtop 用として使用するには、Web サーバーおよび JSP (JavaServer Pages) コンテナが必要になります。なぜなら、この Webtop は JSP アプリケーションであるからです。正常動作する Web サーバー/JSP コンテナの準備が整ったら、「ブラウザベース Webtop の再配置」の手順に従ってください。
ユーザー独自の Web サーバーが旧 Webtop で使用できるためには、その Web サーバーが CGI をサポートしている必要があります。
旧 Webtop のみを使用する場合、Secure Global Desktop Web Server を実行する必要はありません。Secure Global Desktop Web Server が実行されないようにするには、次の手順に従います。
tarantella webserver stop
を実行します。/etc/rc.d/rc?.d/
ディレクトリ内に存在しています。ここで、? はホストブート時の実行レベルによって決まります。
そのブートスクリプト名には「TarantellaWebServer」が含まれます。このスクリプトを移動または削除する必要があります。注 ブラウザベース Webtop および旧 Webtop を使用する場合、Secure Global Desktop Web Server を引き続き実行する必要があります。詳細については、上記を参照してください。
ユーザー独自の Web サーバーを旧 Webtop 用に設定するには、次の手順に従います。
Alias
(ドキュメントディレクトリ) を追加します。次に例を示します。
Alias /tarantella /opt/tarantella/var/docroot
ScriptAlias
(プログラムまたは CGI ディレクトリ) を追加します。次に例を示します。
ScriptAlias /tarantella/cgi-bin /opt/tarantella/var/docroot/cgi-bin
ユーザーが Native Client および Secure Global Desktop Java™ アーカイブを確実にダウンロードできるようにするには、Web サーバーの mime.types
ファイルを編集し、"application/octet-stream" MIME タイプのファイル拡張子として "exe"、"dmg"、"jar"、および "cab" を追加します。
application/octet-stream bin dms lha lzh class so dll exe dmg jar cab
注 ファイル拡張子 "exe" を "magnus-internal/cgi" MIME タイプの拡張子として削除することが必要な場合があります。
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