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セキュリティーと Secure Global Desktop

このトピックの内容
  • Secure Global Desktop 使用時のセキュリティーの問題点について理解します。

Secure Global Desktop はネットワーク上の多数のコンポーネントの 1 つにすぎません。ここに記載するのは Secure Global Desktop に関連した情報であり、進行中のセキュリティー戦略の一部としてセキュリティーレベルを向上させることだけに役立つ情報です。

ネットワーク接続

Secure Global Desktop は仲介者として機能し、クライアントデバイスをアプリケーションサーバーに接続します。また、Secure Global Desktop サーバーは、アレイとしてまとめることができます。これは、接続には次の 3 つのタイプがあることを意味します。

タイプ 説明
クライアントデバイスと Secure Global Desktop サーバーの間の接続 これは、Web サーバー接続、Secure Global Desktop 関連の接続のいずれかです。前者は、Secure Global Desktop にログインする際に使う Web ページを開く場合などに使用されます。後者は、クライアントデバイス上で稼働している Secure Global Desktop コンポーネントが、キーを押す操作を送信したりエミュレータ内の表示の更新を受信したりなどするために、Secure Global Desktop サーバーに接続する場合に使用されます。
Secure Global Desktop サーバーとアプリケーションサーバーの間の接続 アプリケーションサーバー上でアプリケーションを起動するため、および、キーを押す操作や表示の更新など、アプリケーションに対するデータを送受信するために使用されます。
アレイ内の Secure Global Desktop サーバー間の接続 プライマリ Secure Global Desktop サーバー上で行なわれた変更を使って、セカンダリ Secure Global Desktop サーバーを更新するのに使用されます。

アプリケーションサーバー (左)、Secure Global Desktop サーバー (中央)、およびクライアントデバイス (右) の接続を示す図

デフォルトの Secure Global Desktop インストールでは、すべての標準接続は暗号化されないクリアな状態です。これは、2 台の UNIX ホスト間で telnet プログラムを使って通信するのと同じレベルの安全性です。

セキュリティーレベルを上げる方法を、次に示します。

パスワード

ユーザーが Secure Global Desktop への標準接続を利用する場合、クライアントデバイスと Secure Global Desktop サーバーの間でパスワードが暗号化されるため、盗聴が防止されます。セキュア接続を利用する場合、この情報は常に暗号化されます。

Secure Global Desktop は、パスワードキャッシュに格納されているすべてのパスワードを暗号化します。

デフォルトでは、パスワードキャッシュ用の暗号キーは決して変更されません。Array Managerの「Security」パネルの「Generate New Encryption Key On Restart」チェックボックスにチェックマークを付けることにより、Secure Global Desktop サーバーを起動するたびにキーを変更させることができます。

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