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tarantella コマンド

構文

tarantella option [ option-specific-arguments ]

説明

Secure Global Desktop をコマンド行から制御するには、/opt/tarantella/bin/tarantella コマンドを使用します。

バイナリを直接実行したり kill コマンドを使用したりすることで Secure Global Desktop サーバーを制御しようとしないでください。tarantella コマンドを使う方法が、Secure Global Desktop サーバーを制御する唯一の方法です。

オプションを使うと、Secure Global Desktop サーバーを異なる方法で制御することや、Secure Global Desktop サーバーに関する情報を生成することができます。tarantella コマンドはユーザー独自に作成したシェルスクリプト内で使用できるので、Secure Global Desktop の管理作業を自動化するのに役立ちます。

Secure Global Desktop サーバーが実行中である場合、root または ttaserv グループ内の任意のユーザーは、ほとんどの tarantella オプションを実行できます。ttaserv グループは必ずしも、ユーザーのプライマリグループまたは実効グループである必要はありません。このコマンドのオプションを使用可能なユーザーの詳細については、次の表を参照してください。

Secure Global Desktop サーバーが停止している場合に tarantella コマンドを使用できるのは、root だけです。

オプション	説明	実行できるユーザー
`archive`	Secure Global Desktop サーバーのログファイルをアーカイブします。	root
`array`	Secure Global Desktop サーバーのアレイを作成および管理します。	Secure Global Desktop 管理者
`arraymanager`	Array Manager を起動します。	Secure Global Desktop 管理者
`cache`	LDAP データのキャッシュを管理します。	Secure Global Desktop 管理者
`config`	アレイ全体の設定とサーバー固有の設定を編集します。	root または ttaserv グループ
`emulatorsession`	エミュレータセッションを表示および制御します。	root または ttaserv グループ
`license`	Secure Global Desktop のライセンスキーを追加、表示、および削除します。	root または ttaserv グループ
`object`	組織階層内のオブジェクトを操作します。	root または ttaserv グループ
`objectmanager`	Object Manager を起動します。	Secure Global Desktop 管理者
`passcache`	パスワードキャッシュを操作します。	root または ttaserv グループ
`print`	Secure Global Desktop 印刷サービスを制御します。	root または ttaserv グループ
`query`	Secure Global Desktop サーバーのログファイルを検査します。	root
`restart`	Secure Global Desktop のサービスを再起動します。	root
`role`	ユーザーに特定のロールを割り当て、そのユーザーの Webtop にそのロールに固有のリンクを追加します。	root または ttaserv グループ
`security`	セキュリティーサービスを制御し、認証を管理します。	root
`setup`	Setup プログラムのオプションを変更し、オリジナルのオブジェクトを復元します。	root
`start`	Secure Global Desktop サービスを起動します。	root
`start_cdm`	クライアントドライブマッピングサービスを起動します。	root
`status`	Secure Global Desktop アレイのメンバーの現在のステータスを表示します。	root または ttaserv グループ
`stop`	Secure Global Desktop のサービスを停止します。	root
`stop_cdm`	クライアントドライブマッピングサービスを停止します。	root
`tokencache`	トークンキャッシュを操作します。	root または ttaserv グループ
`tscal`	Windows 以外のクライアントの Microsoft Windows ターミナルサービス CAL (Client Access License) を管理します。	root または ttaserv グループ
`uninstall`	Secure Global Desktop をアンインストールします。	root
`version`	インストールされている Secure Global Desktop のパッケージのバージョンを表示します。	root または ttaserv グループ
`webserver`	Secure Global Desktop Web Server を制御します。	root
`webtopsession`	Webtop セッションを表示および制御します。	root または ttaserv グループ

注すべてのコマンドで --help オプションが使えます。tarantella command --help を使用すれば、特定のコマンドのヘルプを表示できます。

例

tarantella restart --quiet

何もメッセージを表示しないで Secure Global Desktop サーバーを停止してから、再起動します。

tarantella role add_link --role global \
  --link ".../_ens/o=Indigo Insurance/cn=Write-o-Win"

Write-o-Win アプリケーションのリンクを、「Global Administrators」ロールのメンバーの Webtop に追加します。

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