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バッチスクリプトを使って Secure Global Desktop の組織階層を移植する方法

問題点

組織階層を移植する必要があります。

解決方法

tarantella object コマンドのバッチスクリプト処理機能を使って、組織階層内のオブジェクトを作成します。

別の解決法

Object Manager でオブジェクトを作成して操作します。多数のオブジェクトがある組織階層を移植する場合、この方法は推奨できません。
個々の tarantella object コマンドを順番に実行します。これは追加の処理のオーバヘッドの原因になるので、推奨できません。

事例

Indigo Insurance は、組織単位 (OU)、アプリケーション、人物などのオブジェクトを作成して、組織の構造を反映する必要があります。このプロセスを自動化したいと考えています。

解決方法

Indigo Insurance の組織構造を反映した Secure Global Desktop の組織階層の構造を設計します。継承をどのように使用できるかよく考えて、Webtop 管理を容易にします。
組織階層で使うオブジェクトのタイプごとにファイルを作成します。各ファイルには、適切な tarantella object new_object_type コマンドからオブジェクトを作成する場合の正しい構文で、オブジェクトあたり 1 行記述します。たとえば、組織単位が 5 つある場合、ファイル orgunits.txt に次のような行を記載します。
```
--name ".../_ens/o=Indigo Insurance/ou=IT"
--name ".../_ens/o=Indigo Insurance/ou=Sales" \
  --webtop indigo/sales/standard
--name ".../_ens/o=Indigo Insurance/ou=Marketing" \
  --webtop indigo/marketing/standard
--name ".../_ens/o=Indigo Insurance/ou=Finance" \
  --webtop indigo/finance/standard \
  --conntype '*:*:SSL'
--name ".../_ens/o=Indigo Insurance/ou=Finance/ou=Administration" 
```
各オブジェクトの完全 TFN 名を使う必要があります。各行の一部としてコマンド名 (たとえば、object new_windowsapp) を指定しないでください。
すべてのファイルを作成し終えたら、tarantella object script コマンドを次の例のように使って、すべてのファイルを一度に処理します。
```
#!/bin/sh

tarantella object script << EOF
new_orgunit --file orgunits.txt
new_group --file groups.txt
new_host --file hosts.txt
new_person --file people.txt
new_xapp --file xapps.txt
new_windowsapp --file windowsapps.txt
new_charapp --file charapps.txt
EOF
```
tarantella object script は、各コマンドを順番に実行し、該当するファイルを読み込んで処理します。

次の手順

任意の tarantella object サブコマンドを tarantella object script と一緒に使用することができ、他のファイルからオブジェクトの詳細を読み込む必要はありません。たとえば、add_link 行と remove_link 行を記載したバッチスクリプトを使って、Webtop をカスタマイズできます。
たとえば tarantella passcache など、多くのコマンドで --file 引数を使用できるので、関連する複数のアクションを一度に実行できます。

関連トピック
tarantella object コマンド tarantella object script コマンド