Secure Global Desktop 4.31 管理者ガイド
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ログインに失敗したユーザーの Secure Global Desktop へのアクセスの拒否
ログイン失敗ハンドラを有効にすると、Secure Global Desktop へのログインに 3 回失敗したユーザーは 管理者
によってアクセスが拒否されます。この追加のセキュリティー機能は、ENS 人物オブジェクトを持つユーザーだけに適用されます。
ログイン失敗ハンドラを有効にするには、次の手順を行ないます。
- コマンド行で、次のコマンドを入力します。
tarantella config edit --tarantella-config-components-loginfailurehandler 1
- 次に、次のコマンドを入力します。
tarantella config edit --tarantella-config-components-loginfailurefilter 1
ログイン失敗ハンドラを有効にする場合の注意点
- この機能を有効にしても、ENS 人物オブジェクトを持たないユーザーは、引き続き Secure Global Desktop にログインできます。
- ログイン試行回数は、各 Secure Global Desktop サーバー固有な値であり、アレイ全体にはコピーされません。特定のサーバーでログイン制限に到達したときにだけ、アレイ全体でアクセスを拒否されます。たとえば、各 Secure Global Desktop サーバーでログインの試行は 2 回まで許可されます。特定のサーバーへのログイン失敗数が 3 回目になったときに、はじめてアレイの他のメンバーへのアクセスが拒否されます。
- アクセスを拒否される場合は、Secure Global Desktop へのアクセスだけが拒否されます。Secure Global Desktop がインストールされているホストへのアクセスは拒否されません。
- Secure Global Desktop のアクセスを拒否されたユーザーについては、Object Manager にあるそのユーザーの人物オブジェクトの「May log in to Secure Global Desktop」チェックボックスからチェックマークが消えます(
--enabled false
)。このユーザーにもう一度アクセス権を付与するには、このチェックボックスに再びチェックマークを付けます (--enabled true
)。 - セキュリティー上の理由から、ユーザーのアカウントが無効になっていることを示すメッセージは表示されません。代わりに、不正なパスワードを入力した場合と同じメッセージが表示されます。
ログインの試行回数を変更できますか。
はい。ログインの試行回数は設定可能な項目です。
ログインの試行回数を変更するには、次の手順を行ないます。
- プライマリ Secure Global Desktop サーバーにログインします。
- プライマリ Secure Global Desktop サーバーを停止します。コマンド行で、次のコマンドを入力します。
tarantella stop
- ログインの試行回数を設定します。コマンド行で、次のコマンドを入力します。
tarantella config edit --com.sco.tta.server.login.LoginFailureHandler.properties-attemptsallowed number
- プライマリ Secure Global Desktop サーバーを起動します。コマンド行で、次のコマンドを入力します。
tarantella start
- すべてのセカンダリ Secure Global Desktop サーバーを「ウォームリスタート」します。(
tarantella restart --warm
)
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