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Windows NT ドメイン (--ntdomain)

この属性のオブジェクト

Object Manager

属性名 使用法
Windows NT Domain ボックスに、認証に使う Windows ドメインを入力します。

コマンド行

コマンドオプション使用法
--ntdomain dom ここで、dom は認証に使う Windows ドメインです。

説明

この属性は、アプリケーションサーバーの認証プロセスに使用する Windows ドメインを指定します。

この属性は、Secure Global Desktop ログインには影響しません。

パスワードのキャッシュ

ユーザーの Secure Global Desktop パスワードと Windows ドメインパスワードが同じ場合、ENS で該当する人物オブジェクトまたはプロファイルオブジェクトの「Windows NT Domain」属性を設定することにより、このパスワードをキャッシュすることができます。Secure Global Desktop パスワードの保存が有効になっているかぎり、ドメイン名とパスワードがパスワードキャッシュに格納されます。必要に応じて、管理者はパスワードキャッシュを無効にする「認証」ダイアログを設定できます。

パスワードの管理」も参照してください。

Active Directory, を使用している場合、「Windows NT Domain」属性を人物オブジェクトまたはプロファイルオブジェクトに設定する必要はありません。

認証プロセス

Windows アプリケーションの起動時に、Secure Global Desktop は次の認証プロセスを行ないます。

  1. ホストオブジェクトに、ホストオブジェクト用の Windows NT ドメインが設定されているか検査します。設定されている場合、ユーザー名とパスワードをアプリケーションサーバーのパスワードキャッシュで検索します。パスワードのキャッシュが無効な場合、ユーザー名とパスワードの入力を要求します。それ以外の場合は、次の検査を行ないます。
  2. アプリケーションオブジェクトに、アプリケーションオブジェクト用の Windows NT ドメインが設定されているか検査します。設定されている場合、ユーザー名とパスワードをパスワードキャッシュで検索します。パスワードのキャッシュが無効な場合、ユーザー名とパスワードの入力を要求します。それ以外の場合は、次の検査を行ないます。
  3. ログイン中に保存された Windows NT ドメインを検査します。ユーザーが Active Directory サーバーを使ってログインした場合、ドメイン名は Active Directory サーバーから推定されます。ドメインを使って、パスワードキャッシュでユーザー名とパスワードを検索します。

ユーザー指定ドメイン

ユーザー自身がドメインを指定できるようにする場合、ホストオブジェクト、アプリケーションオブジェクト、および人物オブジェクトのこの属性が空であることを確認します。

Windows アプリケーションの起動時に、ユーザーは「認証」ダイアログの「NT ドメイン」フィールドを使って、ドメインを変更できます。このフィールドは、ホストオブジェクトまたはアプリケーションオブジェクトが設定されている場合や、キャッシュされている場合には自動的に入力されますが、人物オブジェクトの NT ドメインが設定されている場合には、自動的に入力されません

ユーザーは、domain\name 形式でユーザー名 (たとえば、indigo\rusty) を入力することにより、「NT ドメイン」属性を無効にすることができます。

過去のコマンド構文またはプログラムコードのスキップ--ntdomain indigo

上記の属性は、ドメイン indigo を使って認証します。

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