Secure Global Desktop 4.31 管理者ガイド
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Windows 2000/2003 アプリケーションサーバーのドライブの再マッピングと非表示
問題点
通常、ユーザーには、クライアントデバイス上で使用しているものと同じドライバ文字、たとえば、1 つめのフロッピードライブにはドライブ A を使用させたいはずです。しかし、Sun Secure Global Desktop Enhancement Module for Windows がインストールされている状態でも、これらのドライブ文字は、アプリケーションサーバーのドライブ用にすでに使用されています。
解決方法
Windows 2000/2003 アプリケーションサーバー上で、「コンピュータの管理」ツールを使ってドライブ A と B を無効にすることにより、CD ドライブまたは DVD ドライブをすべて使用不能にするか、再マッピングしてから、(再マッピングできないアプリケーションサーバーのブートボリュームを除く) ハードドライブを再マッピングします。
事例
Indigo Insurance は、Windows 2000 アプリケーションサーバー verona.indigo-insurance.com を使用していて、そのサーバー上でクライアントドライブマッピングサービスがすでに使用可能になっています。ユーザーは習慣的にドライブ A を選択してフロッピードライブにアクセスします。ただし、このドライブ A は、クライアントデバイス上ではなく、アプリケーションサーバー上のドライブ A を表しています。ドライブ A でクライアントドライブにアクセスするようにする必要があります。
アプリケーションサーバー verona には現在次のドライブがあります。
ドライブ文字 |
説明 |
A: |
フロッピードライブ |
C: |
固定ドライブ (ブートボリューム) |
D: |
固定ドライブ |
E: |
CD ドライブ |
解決方法
- 管理者特権を持つユーザーで verona.indigo-insurance.com にログインします。混乱を避けるため、このサーバーをアプリケーションサーバーとして現在使用しているユーザーがいないことを確認します。確認するには、Object Manager の「Sessions」タブで、このアプリケーションサーバーを表すホストオブジェクトを調べます。
- 「コントロール パネル」で、「管理ツール」を開いてから「コンピュータの管理」をクリックします。
- 「ツリー」タブで、「記憶域」を開いてから「ディスクの管理」をクリックします。このツールを使うと、一部のドライブにアクセスするためのドライブ文字を変更できます。
- 右側のパネルの一番上に通常表示されるボリュームリストで、ドライブ D を右クリックし、「ドライブ文字とパスの変更」を選択します。ドライブ文字をクリックしてから、「編集」をクリックします。「ドライブ文字の割り当て」リストで、このドライブにアクセスするのに使用するドライブ文字、たとえば X を選択します。
- 同様の方法で CD ドライブのドライブ文字を、たとえば E から Y に変更します。ブートボリュームのドライブ文字、この例ではドライブ C は変更できません。
- 「ディスクの管理」ツールを使ってフロッピードライブに使用するドライブ文字を変更することはできません。クライアントドライブにアクセスするためにドライブ文字 A と B を使用できるようにするには、アプリケーションサーバー上のフロッピードライブを使用不能にする必要があります。「コンピュータの管理」ウィンドウの左側にある「ツリー」タブで、「システム ツール」を開いてから「デバイス マネージャ」をクリックします。次に、「フロッピー ディスク ドライブ」を開きます。表示されたドライブを右クリックしてから「無効」を選択します。使用するドライブ文字を変更する代わりに、CD ドライブまたは DVD ドライブに対するアクセスを無効にすることもできます。ただし、これは、一時的に再度有効にしないかぎり、CD ドライブまたは DVD ドライブからソフトウェアをインストールできないということです。
次の手順
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