Secure Global Desktop 4.31 管理者ガイド
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> 独自の X フォントを使用する方法
Secure Global Desktop でユーザー独自の X フォントを使用できるようにする方法は 2 つあります。
fonts.dir
ファイルを含め、.pcf
形式のフォントをアレイの各メンバー上のディレクトリにコピーしてから、アレイの各メンバー上で、X プロトコルエンジンのフォントパスを変更して、そのディレクトリを記載します。フォントは compress または gzip で圧縮することができます。アレイの各メンバーの X プロトコルエンジンは、異なるフォントパスを使用することができます。ただし、アプリケーションの表示に一貫性がなくなるのを防ぐため、同じフォントを (同じ順番で) すべての X プロトコルエンジンに適用してください。
新規のフォントパスを有効にするには、アレイの各メンバー上で Secure Global Desktop サーバーを再起動します。
Secure Global Desktop サーバーを再起動したあと、xterm または他のグラフィカル端末を Secure Global Desktop を使って起動してから、コマンド xset q
を実行することにより、フォントパスの有効性を検査できます。
フォントディレクトリには、フォントファイル名を X 論理フォント記述にマッピングする、fonts.dir
ファイルが必要です。fonts.dir
ファイルには、次の例のような行が記載されています。
COURBO10.pcf -Adobe-Courier-Bold-0-Normal-10-100-75-75-M-60-ISO8859-1
フォントディレクトリに fonts.dir
ファイルがない場合、大部分の UNIX システムで利用可能な mkfontdir
コマンドなどを使って作成します。
また、fonts.alias
ファイルを格納して、ディレクトリ内のフォントの別名を指定することもできます。fonts.alias ファイルは、1 つの別名を 1 つの X 論理フォント記述にマッピングします。次に例を示します。
variable *-helvetica-bold-r-normal-*-*-140-*
フォントサーバーは、ホスト上のフォントをネットワークで使用できるようにするプログラムです。フォントサーバーを使うと、フォントを集中管理して重複作業を減らすことにより、フォント管理が容易になります。
フォントサーバーをフォントパスに指定するには、フォントサーバーの名前と、サービスに使うポートについて知っている必要があります。たとえば、フォントサーバー boston がポート 7000/tcp を使用している場合、フォントパスにエントリ tcp/boston:7000
を追加します。
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