過去のナビゲーションリンクのスキップSecure Global Desktop 4.31 管理者ガイド > アレイ、サーバー、負荷分散 > X プロトコルエンジンのプロパティー (サーバー固有)

X プロトコルエンジンのプロパティー (サーバー固有)

Array Manager の「X Protocol Engine Properties For...」パネルに表示される属性を使うと、アレイの特定のメンバーのグラフィカルエミュレータプロセスを調整することができます。属性は、各 Secure Global Desktop サーバーに個別に適用されます。

コマンド行で、tarantella config コマンドを使って、次の設定内容を表示および編集します。

属性に対する変更が反映されるのは、新規のプロトコルエンジンに限られます。既存のプロトコルエンジンに影響はありません。

Array Manager コマンド行 説明
Command-line Arguments --xpe-args args
  • プロトコルエンジンに対する任意の引数。たとえば、ログファイルの名前。
  • テクニカルサポートに要求されないかぎり、この属性を変更する必要はありません。
Monitor Resolution --xpe-monitorresolution dpi
  • 想定するデフォルトのモニター解像度 (dpi)。
  • アプリケーションの「Monitor Resolution」属性を使って、この値を変更することができます。
Font Path --xpe-fontpath fontpath
  • X プロトコルエンジンで使うフォントを格納した Secure Global Desktop ホスト上のディレクトリ。
  • フォントパスは検索順に記載されています。
  • %%INSTALLDIR%% を使って、Secure Global Desktop の インストールディレクトリ を表します。
  • サーバーを記述できます。たとえば、tcp/boston:7000
  • コマンド行では、フォントパスの各ディレクトリをカンマ (,) で区切ります。
RGB Database --xpe-rgbdatabase file
  • X プロトコルエンジンで色の名前を RGB 値に変換するのに使う RGB データベースの Secure Global Desktop ホスト上の完全パス名。
  • %%INSTALLDIR%% を使って、Secure Global Desktop の インストールディレクトリ を表します。
Keyboard Map --xpe-keymap lang | client-locale | file
  • グラフィカルアプリケーションで使用するデフォルトのキーボードマップ。
  • ロケールに基づいてキーボードマップを使用するときは、次の項目を選択します。
    • Secure Global Desktop サーバーの場合は、「Use lang variable」を選択します。
    • クライアントデバイスの場合は、「Use client's input locale」を選択します。
    使用される実際のキーマップは、/opt/tarantella/etc/data/keymaps/xlocales.txt ファイルを使って決定されます。

    xlocales.txt ファイルで * および ? ワイルドカードを使用すれば、さまざまな入力ロケールをサポートできます。詳細については、xlocales.txt ファイルを参照してください。

  • ファイル名を入力して、常に特定のキーボードマップを使用することもできます。
  • 各ユーザーの人物オブジェクトの「Keyboard Map」属性を使うと、この設定を無効にすることができます。
Client Window Management --xpe-cwm-maxwidth pixels
--xpe-cwm-maxheight pixels
  • Display Using」属性のこの特別な値を調整する 2 つの属性。
  • このサーバーに接続するクライアントデバイス用として受け付ける水平ディスプレイ解像度の最大値と垂直ディスプレイ解像度の最大値。
  • この設定が適用されるのは、クリップ問題を防ぐために「Display Using」属性が「Client Window Management」に設定されているアプリケーションに限られます。
Session Start Timeout --xpe-sessionstarttimeout seconds
  • X アプリケーションが接続するまで X プロトコルエンジンが待機する秒数。
Process Tuning: Maximum sessions per engine --xpe-maxsessions num
  • 各 X プロトコルエンジンが処理するエミュレータセッションの最大数。
  • 需要を満たすために、さらに多くの X プロトコルエンジンが起動されます。
Process Tuning: Maximum users per engine --xpe-maxusers num
  • 各 X プロトコルエンジンが処理するユーザーの最大数。
  • 需要を満たすために、さらに多くの X プロトコルエンジンが起動されます。
Process Tuning: Exit after --xpe-exitafter seconds
  • アクティブな接続がない状態で、X プロトコルエンジンプロセスが稼働し続ける期間。
関連トピック