Secure Global Desktop 4.31 管理者ガイド
> ユーザーと認証
> 異なるロケールのユーザーの操作
Secure Global Desktop をインストールしたとき、ブラウザベースの Webtop、Sun Secure Global Desktop Client、およびログインスクリプトで使用されるデフォルトの言語は、英語です。Secure Global Desktop 管理者 は、Secure Global Desktop を設定することで、異なるロケールのユーザーへのサポートを追加できます。
注 旧 Webtop で使用できる言語は英語だけです。人物オブジェクトの「Preferred Locale」属性は、ブラウザベース Webtop で使用する言語には影響しません。
デフォルトでは、Secure Global Desktop Web Server の開始画面 (http://server.example.com
) は英語で表示されます。開始画面のデフォルト言語を変更するには、このディレクトリの別のインデックスページにリンクするように、シンボリックリンク /opt/tarantella/webserver/apache/<version>/htdocs/index.html
を修正します。たとえば、デフォルトの開始画面を日本語で表示するには、index_ja.html
ページにリンクします。
ユーザーが Web ブラウザを使って http://server.example.com/sgd
という URL にログインして、ログインダイアログおよび Webtop のメッセージに使用されるデフォルト言語は、次のファイルの m_defaultLang = "en";
行によって制御されます。
/opt/tarantella/webserver/tomcat/<version>/webapps/sgd/resources/jsp/localeutils.jsp
/opt/tarantella/webserver/tomcat/<version>/webapps/sgd/index.jsp
デフォルト言語を変更するには、この行の "en"
を次のサポートされる言語のいずれかの言語識別子に置換します。
言語 | 識別子 |
---|---|
英語 | en |
フランス語 | fr |
日本語 | ja |
韓国語 | ko |
簡体字中国語 | zh_CN |
繁体字中国語 | zh_TW |
デフォルトの言語は、ユーザーのプロファイルの「言語の選択」によっても制御されます。コマンド行から Secure Global Desktop Client が起動する場合 (Secure Global Desktop Client が統合モードのときなど) は、Secure Global Desktop Client、ログインダイアログ、および Webtop に表示されるメッセージには常に、プロファイルに指定されている言語が使用されます。Secure Global Desktop 管理者 は、組織階層のプロファイルを編集することにより、デフォルト言語を設定できます。
注 特定のロケールのテキストを表示するには、対応するフォントがクライアントデバイスにインストールされている必要があります。
ユーザーは、次の方法でデフォルト言語を上書きできます。
http://server.example.com
) で、ページ上部にある「旗」のいずれかをクリックして言語の選択を選択してから、「ログイン」をクリックしてその言語の Webtop にアクセスします。http://server.example.com/sgd/index.jsp?langSelected=lang
です。lang
は上の表のいずれかの言語識別子です。ユーザーは、この URL を手動で Web ブラウザに入力することも、プロファイルの「ログイン URL」に指定することもできます。-preferredlanguage lang
コマンド行引数を使って言語を設定します。lang
は上の表の言語識別子のいずれかです。この引数は、ショートカットおよびシェルスクリプトで使用できます。 &Secure Global Desktop で提供されるログインスクリプトでは、デフォルトで英語のシステムプロンプトがサポートされます。管理者 は、次に示す方法を使って、ほかの言語のシステムプロンプトのサポートを追加できます。
vars.exp
ログインスクリプトを編集して、定義されている英語プロンプトごとに翻訳を追加します。すべてのプロンプトを翻訳する必要はありません。英語と異なるプロンプトだけを翻訳してください。このファイルに含まれる例を参照することをお勧めします。また、クライアントやユーザーのロケールに合わせて、変数、文字列、およびエラーメッセージセクションの翻訳を追加することもできます。vars.exp
に定義されているロケールに合わせて、ホストオブジェクトの「Host Locale」属性を設定します。Copyright © 1997-2006 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved.