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ユーザーのパスワードの有効期限が切れた場合の処理

Secure Global Desktop は通常、次の操作を行う場合にパスワードの入力を要求します。

ほとんどの場合、Secure Global Desktop 管理者 は有効期限の切れたパスワードをユーザーが入力した場合の処理を設定できます。

Secure Global Desktop にログインする場合

Secure Global Desktop へのログインは、ログイン認証機能によって管理されます。次の表は、どのログイン認証機能が期限経過パスワードをサポートしているかを示しています。

ログイン認証機能 期限経過パスワードのサポート
匿名ユーザー 使用不能。ユーザー名とパスワードを使用しないでログインします。
ENS はい。詳細については、あとの説明を参照してください。
NT いいえ。
LDAP はい。詳細については、「LDAP ログイン認証機能の有効化」を参照してください。
Active Directory はい。詳細については、「Active Directory ログイン認証機能の有効化」を参照してください。
UNIX グループ はい。詳細については、あとの説明を参照してください。
UNIX ユーザー はい。詳細については、あとの説明を参照してください。
SecurID はい。

Web サーバー認証/サードパーティー認証の場合は、ユーザーのパスワードの期限切れは、Web サーバー認証/サードパーティー認証機構が対応し、Secure Global Desktop は関与しません。

Secure Global Desktop がユーザーのパスワードの期限切れに対応できる場合に、有効期限の切れたパスワードを使ってログインしようとすると、期限経過パスワードのダイアログが表示されます。このダイアログでは、次のことを行ないます。

新規パスワードが受け付けられてから、ユーザーは Secure Global Desktop にログインします。

SecurID 認証の場合に、ユーザーの PIN が期限切れになっているときは、期限経過パスワードのダイアログの代わりに新規 PIN のダイアログが表示されす。

ENS/UNIX ユーザーとパスワードの期限切れ

ENS ユーザーまたは UNIX ユーザーが有効期限の切れたパスワードを使って Secure Global Desktop にログインしようとした場合に、新規パスワードの入力を要求するよう Secure Global Desktop を設定するには、Secure Global Desktop サーバーに PAM (Pluggable Authentication Module) インタフェースがインストールされている必要があります。

PAM インタフェースがインストールされていない場合、Secure Global Desktop は期限経過パスワードをサポートできません。この場合、サーバーの起動時にエラーメッセージが /opt/tarantella/var/log/pemanagerpid_error.log にログ出力されます。

Secure Global Desktop をインストールする場合、Secure Global Desktop セットアップ により passwd プログラムの現在の設定がコピーされて、Secure Global Desktop 用の PAM 設定エントリが自動的に作成されます。

アプリケーションを起動する場合

Array Manager を使うと、Secure Global Desktop がすべてのアプリケーションサーバー上で有効期限の切れたパスワードを処理する方法を変更することができます。「Application Launch」パネルで、ユーザーのパスワードの有効期限が切れているアプリケーションサーバー上で、ユーザーがアプリケーションを起動しようとした場合の処理を設定することができます。Secure Global Desktop では、次の処理を行うことができます。

「Prompt User」オプションは、一部のアプリケーションサーバー上では機能しません。このような場合、該当するログインスクリプトをカスタマイズする必要があります。

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